Slack Slash コマンド用 AI チャットボット

仕組み

「AI Chat Bot for Slack Slash Commands」というタイトルのワークフローは、スラッシュ コマンドを通じて Slack 内のユーザーと AI モデル間の対話を容易にするように設計されています。ワークフローは、Slack ワークスペース内でユーザーが発行した特定のスラッシュ コマンドをリッスンする Slack トリガー ノードから始まります。コマンドが検出されると、ワークフローはコマンド テキストやユーザーが指定した追加パラメーターなどのユーザー入力をキャプチャします。

入力が受信されると、ワークフローは Function ノードに進み、コマンドを処理し、AI モデルに合わせて入力を適切にフォーマットします。このノードは、次のステップに向けてデータを準備し、AI がユーザーのリクエストを効果的に理解して応答できるようにするため、非常に重要です。

Function ノードに続いて、ワークフローは HTTP Request ノードを利用して、フォーマットされた入力を OpenAI の API などの外部 AI サービスに送信します。このノードは、AI モデルと通信するために必要なヘッダーと本文コンテンツの設定を含め、API 呼び出しを処理するように構成されています。 AI サービスからの応答は、ワークフローによってキャプチャされます。

AI モデルから応答を受信した後、別の Function ノードを使用して AI の応答から関連情報を抽出します。この処理ステップにより、必要なコンテンツのみが Slack のユーザーに送り返されるようになります。

最後に、ワークフローは、コマンドが発行された Slack チャネル内の元のユーザーに AI の応答を送信する Slack ノードで終了します。このシームレスな統合により、ユーザーは Slack 環境内で直接 AI チャットボットと対話できるようになり、スムーズで効率的なユーザー エクスペリエンスが提供されます。

主な機能

1. リアルタイム インタラクション:

ユーザーは、Slack のスラッシュ コマンドを通じてリアルタイムで AI チャットボットを操作でき、クエリに即座に応答できます。

2. カスタマイズ可能なコマンド:

ワークフローはさまざまなスラッシュ コマンドを認識するように調整できるため、さまざまな使用例やユーザーのニーズに適応できます。

3. AI 統合:

外部 AI サービスを活用することで、チャットボットはインテリジェントでコンテキストを認識した応答を提供し、ユーザー エンゲージメントを強化できます。

4. データ処理:

データの書式設定と応答抽出に Function ノードを使用することで、対話が効率的かつ効果的になり、Slack と AI モデル間の通信が最適化されます。

5. ユーザーフレンドリー:

ワークフローの設計はユーザーエクスペリエンスを優先しており、ユーザーが Slack プラットフォームから離れる必要がなく、直接的な対話が可能です。

ツールの統合

ワークフローには、次のツールとサービスが統合されています。

- Slack:

ユーザーのコマンドを受信し、ユーザーに応答を返すために使用されます。

• 使用するノード: Slack トリガー、Slack ノード。

- HTTP リクエスト:

外部 AI サービスと通信し、ユーザー入力を送信し、AI が生成した応答を受信するために使用されます。

• 使用されるノード: HTTP リクエスト。

- 機能:

AI モデルに対するユーザー入力の書式設定や AI の応答からの関連情報の抽出など、データの処理に使用されます。

• 使用するノード: 関数 (2 つのインスタンス)。

API キーが必要です

このワークフローを正常に実行するには、次の API キーと認証情報が必要です。

1. Slack API トークン:

Slack トリガーと Slack ノードが認証して Slack ワークスペースと対話するために必要です。

2. AI サービス API キー:

HTTP リクエスト ノードが外部 AI サービス (OpenAI など) を認証してアクセスするために必要です。

これらの API キーが構成されていない場合、ワークフローは意図したとおりに機能しません。